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ネムルバカのプライアのネタバレレビュー・内容・結末

ネムルバカ(2025年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

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史緒里は大学の先輩の祐奈とルームシェアしてた。
祐奈はバンドのボーカルで、インディーズで人気があった。

やがてメジャーデビューの話が来る。
ただしバンドではなく、ソロなのが条件だった。
メンバーらは自ら身を引き、祐奈ソロデビュー。

そうして東京に出て1年、歌手としてそこそこ売れた。
そしてコンサートのチケットが史緒里に送られてくる。
で行ったら、元メンバー達も来てた。

ただソロシンガー・祐奈はしょーもなくなってた。
客に愛想を振りまくばかりで、何かソウルがない。
史緒里はガッカリし、怒りがこみあげて来た。

ところが最後の曲として、祐奈はネムルバカを歌う。
バンド時代に自らが作り、人気を博した曲だった。
運営側の許可は取っておらず、独自の判断だった。

実はこれ、史緒里が寝言で歌った鼻歌に歌詞をつけた曲。
で曲名がネムルバカ。うーん、愛のあるイジリw

客の反応はビミョーだったが、史緒里らは最高の気分に。
歌い終えた祐奈はそのまま走って逃亡、以後行方不明。
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クールな中に情熱を隠し持つ祐奈先輩、格好ええわあ。
史緒里をお前呼わばりするけど圧はなく、愛を感じる。
史緒里も不器用で冴えないが、嘘が無い。いいコンビ。

祐奈は逃亡してどこへ行ってしまったんでしょ?
ビジネスのために行儀よく歌わなアカンのがイヤで、
苦しい思いをしてたんやろうね、きっと。

原作は漫画らしいが、この続きもあんのかな?
そういや原作が漫画や小説の作品にありがちやが、
真意がよう分からんシーンが時々あったな。

例えば同級生の男2人。共に夢や希望のないタイプ。
歌に邁進できてる祐奈が特別だ、的な話になった。
でもそれっきり出て来ず、何か中途半端に感じた。

あと祐奈が何故トントン拍子に成功したのかも謎。
そんなに甘い世界じゃないと思うのやが、
どんな努力や苦労があったのかの描写が全くない。

2時間じゃそんなの描いてる暇ないやろけどな。
限られた時間の中では、よくまとまってたと思うわ。
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