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ジャスティスのKGのネタバレレビュー・内容・結末

ジャスティス(2024年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

ポーランドで発生した銀行強盗殺人事件の後、過去に問題行動で解雇された元敏腕刑事に、2週間で解決したら再雇用してあげるかもとのオファーがあり、犯人逮捕に尽力する。みたいな話。

終始淡々とストーリーが進む。序盤に容疑者は分かり、証拠を揃えていく作業が続く為、あまり驚くシーンや、どんでん返し系では無い。センス系や自称玄人の映画が好きな人は刺さるんだろうなって感じ。個人的にはあまり好みでは無い雰囲気。

しかし、唯一、犯人達の心理描写が非常に緻密で面白かった。特に、犯人の一人が殺人によるPTSDになってしまったが、それは『メンタルの強さは人それぞれだからこの人だけなるのもまぁ普通か』と半ば強引に納得して見進めていた。しかし、終盤にはその理由が、偶然居合わせた銀行職員の処遇を悩んでいた際に、このPTSDになった犯人が仲間の名前を呼んでしまったことで正体がバレ、殺す判断となってしまったと分かった。この出来事で結果PTSDになってしまったのだと分かった時には少し震えた。やはり映画はキャラクターの肉付けや理由付けの描写で没入感が増し、深みが出るよなぁと思った
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