このレビューはネタバレを含みます
評判になっているのはわかっていたけど
救いのない映画なんじゃないかと思い
なかなかみに行く気が起きず
この機会を逃して
配信や円盤でみれなかったらもったいないから
みに行きました
公開からしばらく経っているはずなのに
満席だった、びっくり
みて良かった
カメラを向ける先へのまなざしと
他人の家族をみている感覚が不思議で
ほんとに現実で不思議な体験
カメラに映る3人の姿が忘れられない
お姉さんが病院にかかってから
どんどんと回復していくようにみえて
安心した、少しでも救いはあった
でも失われた日々は戻らない
撮影している弟さんの
家族愛が強いというか
ほんとに自慢の姉なんだなって
家族の問題
この映画では医療と病に関わる話で
非常に特異な家族の話だが
もっと普遍的な家族にも通ずる
相手のことを思いやる気持ちが足りなかったり
現実を直視せず希望的観測に流されたり
そうやって日々が流れ
気が付けば全てが人生になってしまう
そう思った
失礼かもだけど
自分は家族との向き合い方を改めて
考えさせられたな
家族という他者との対話
回復しつつあるお姉さんの姿に救いはあった
って言ったけど
やっぱり失われた日々は戻らない