◯"子どもは親の所有物である"という感覚を持つ人が一定数いる。藤野監督
☑︎結果だけ見て言うことは簡単
☑︎ホームビデオという体のドキュメンタリー
《没頭度80%再見期待60%》
家族というものを作品で観る時、いつも血の繋がり故の愛情と呪いという視点が生まれる。
このバランスが著しく呪いに偏った家族の様子に見えた。
自身の職業、プライド、世間体、人生観が自分の子供を苦しめる。
お姉さんが家族の事をどう思っていたのか。
病を患ってからの25年。
治療を受けてからの様子に、驚きと親の罪深さを思う感情が大きくなってしまう。
涙。
こんな家族の状況を何年もフィルムに残す行動に、自分だったら目を背けるかもしれないと、監督の複雑な心境を察してしまう。