わざわざそれの境界を探ろうとするのは愚の骨頂だとも思うが、にしてもフィクションすぎて面食らった。逆輸入という感じ。やはり、ほん呪、ひいてはフェイク・ドキュメンタリーというものは、調査側(カメラを持つ側)の人格の透明性を一定の水準に保つというのが重要であるような気がする。あまりにオバケが映らないのはギャグセンの高さでカバーできている、としても……物語だけで引っ張られていて、シチュエーションがいまいち独立せず盛り上がらない。そもそもモザイクとピー音ばかりで、物語など理解できないのだ、俺の脳では……。