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ジェニー・ペンはご機嫌ななめ

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ジェニー・ペンはご機嫌ななめの作品紹介

ジェニー・ペンはご機嫌ななめのあらすじ

正義感が強く、法を守る強い信念とプライドで長年判事を努めてきたステファン・モーテンセンに訪れた突然の悲劇。病に倒れ、車椅子生活を余儀なくされた彼は郊外のケアハウスに入居する。だが、そこにはジェニー・ペンと名付けたドールセラピー用の指人形を手に陰湿ないじめで老人たち支配するデイヴ・クリーリーという1人の入居者がおり、その男と敵対したステファンはいじめの標的にされてしまう。繰り返されるデイヴの理不尽で屈辱的な嫌がらせ、そしてエスカレートする邪悪な行為の数々。正義のために戦い続けてきた男の人生最後の戦いは、想像を絶する死闘と化していく…。

ジェニー・ペンはご機嫌ななめの監督

ジェイムズ・アシュクロフト

ジェニー・ペンはご機嫌ななめの出演者

ジョン・リスゴー

ジェフリー・ラッシュ

ジョージ・ハナレ

原題
The Rule of Jenny Pen
公式サイト
https://jennypen.jp/
製作年
2024年
製作国・地域
ニュージーランド
上映時間
104分
ジャンル
ホラースリラー
配給会社
エデン

『ジェニー・ペンはご機嫌ななめ』に投稿された感想・評価

予告編がかなり面白そうだったので、期待して観たのですが、期待外れな結果になってしまった。
ケアハウスを舞台にした、正義感の強い元判事と、セラピー用のドールを使いハウスを支配する男との闘いという設定。
まず、ホラー色が強い宣伝なのですが、それほど怖くないです。
また、「ジェニー・ペン」という人形を持つデイブは、嫌な男で、成功者である判事と立場を逆転することに囚われるのだが、支配しようとする行動がチープなのだ。足を踏んだり、尿をかけたり。何か、死を想起させるようなことをしない。死を迎える手前のケアハウスにもかかわらず。なので、騙しあいというか、知能戦のような展開にならない。
また、元判事は、認知症の症状が出ていて、記憶が一部混濁したりしているのだけれど、それが物語に活きていない。近年、認知症をテーマにした作品が増えているのですが、残念。ラストも、特に驚きの展開もなく、そのまま終わってしまった。うーん。
2026年6月13日@キノシネマ心斎橋
Omizu
3.7
【シッチェス映画祭2024 男優賞】
ニュージーランドのジェームズ・アシュクラフト監督作品。シッチェス映画祭コンペに出品され男優賞を受賞した。

ジョン・リスゴー、ジェフリー・ラッシュという名優が主演するホラーということで期待は高かった。その期待にきちんと応えてくれる見応えのあるホラーだった。

元判事のステファンは審理中に倒れ老人ホームに入れられる。しかしそのホームは片手に人形を持つ狂気の老人デイブに支配されていた…

老人vs老人の嫌がらせ合戦が続くイヤーな映画。夜な夜な歩けないステファンのもとで嫌がらせをするデイブ、陰湿でずる賢いやり口が絶妙にイヤだ。

ステファンも反撃するんだけど元に戻ってしまう。平穏な生活を取り戻そうとしたその結果は…というオチ。まぁ予想は出来るが、なんとも後味の悪い終わり方。

嫌がらせ合戦がもう中学の時の自分をみているようで過去を思い出してしまった。それくらいリアルで陰湿。両名優の微かな狂気を滲ませた抑えた演技が素晴らしい秀作。
3.5
※オンライン試写にて👀👴

『ジェニー・ペンはご機嫌ななめ』

脳卒中で倒れた元判事ステファン・モーテンセンは、老人ホームでの生活を余儀なくされる。そこで出会ったのは、ジェニー・ペンという不気味な赤ん坊人形を常に手にはめている老人デイヴ・クリーリー。
昼は無害な老人を装う彼だったが、夜になると人形を操りながら入居者たちを恐怖で支配し、異常な嫌がらせを繰り返していた。


この映画、幽霊や怪物よりも“老人”が怖い。

そして何より怖いのは、強者が弱者を虐げる話ではなく、弱った人間同士が削り合う物語になっていること。

身体は衰え、自由も失われ、逃げることも反撃することも難しい。

そんな人生の終盤で起きる嫌がらせや支配の数々が、妙にリアルで恐ろしかった。

観ていてずっと感じていたのは、“人生の終焉感”。

若さや力で解決できない状況だからこそ、普通のホラー映画とは違う嫌な怖さがある。


特にデイヴがジェニー・ペン人形を使って嫌がらせシーン。

異様な不気味さだった。寝てるところをシンプルに襲いに行く、昼間も老人ホーム運営側にバレないように暴力を振るうなど、この陰湿さが嫌で嫌でたまらなかった!

 

正直、老人ホームのセキュリティの甘さやスタッフの対応には「いやいや気づくだろ!」と思う部分もあった。笑

ただ一方で、現実でも施設内での問題や見えない虐待が報じられることはあるし、「絶対にありえない」とも言い切れない。

むしろそのリアリティが作品をより不気味にしていた気がする。

しかも劇中の老人ホームは、一見するとかなり良い施設なんですよね。

明るくて清潔感もある。

だからこそ、その裏で起きている出来事とのギャップが気持ち悪い。

見た目は平和なのに、中身は全然平和じゃない。

この感覚がずっと付きまとってくる。


そしてデイヴ・クリーリー。

本当に嫌な存在だった。笑

表では無害な老人として振る舞いながら、裏では好き放題やっている。
ある意味チートみたいな存在なんだけど、社会にもこういう人っているんだろうなと思わせる妙なリアルさがある。

だから単なる悪役ではなく、現実の延長線上に感じてしまう。

そこがまた気持ち悪かった。


そして、この物語が辿り着く結末も印象的。

老いへの不安、人間の弱さ、人間の醜さ。

それらを突きつけてくるスリラーだった。



観終わったあとに効いてくる嫌な映画。

褒め言葉です。笑

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