沈める滝

いもうとの時間の沈める滝のレビュー・感想・評価

いもうとの時間(2024年製作の映画)
4.3
人の生死にかかわる証言を翻しておいて、「さあ、もう忘れた。」と平気の平左で口にする地区の住民に反吐が出そうな思いだった。
無罪判決を出した一審の判事の言葉には、たしかに人間の血の通う温かみを感じた。
国民の心情にとても近いものではないだろうか。
それに反して、再審を棄却した判事たちへ。
弁護団が血のにじむ思いで提出した新証拠をご覧になって一片の疑問も持ちませんか。
エンドロールで流れたあなたたちの顔顔顔…。
監督は、「あなたの判断は正しいものですか。」と問いたかったのだそうだ。

“いもうと”岡美代子さんの夫君で、奥西勝元死刑囚の義弟であった故岡忠三氏の、高潔な姿とほとばしる言葉に深い感銘を受けた。
沈める滝

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