何度も観てるのにパレスチナ問題視点で観たことなかった。完全版4時間弱。なげーな…と思ったけど観た。けど途中でプロジェクター止めてトイレに行く頃には､あと1時間しかないのか…と惜しんでるこれぞ完全大映画。なんてまあ壮大な光景…なんとまあ印影深いヒーロー像。そしていつR2がピコピコ出てきてもおかしくないスターウォーズ感。SWやスピルバーグ映画の産みの親は貴方だったのね！って感じ。なんたってアラブの王子なりきり演技してるのはオビワンその人。もう一つのデビッド・リーン大映画『ドクトル・ジバゴ』のオマー・シャリフも激かっこいい。ザンパノのアンソニー・クインもいるし､ピーター・オトゥールはその後別の大映画『ラスト・エンペラー』に､と大感動で胸いっぱい。全員SWに出てほしかった。そして出てくる地名はなるほどガザにエルサレム。サイクス・ピコ協定もちゃんと出てきた。パレスチナ地獄の産みの親と言うべき三枚舌の英国。育ての親と言うべきナチスドイツ。後見人と言うべき米国。いざとなれば知らんぷりお咎めなしのそれらの国々。近代史は知れば知るほどそんなのだらけ。けどそれを素材にこんな壮大な感動を産み出す人達もいる。受け継ぐ人達もいる。
