アラビアのロレンス/完全版の作品情報・感想・評価

「アラビアのロレンス/完全版」に投稿された感想・評価

りょー

りょーの感想・評価

4.2
まさしく超大作だった。砂漠の広大さ美しさ過酷さと、砂漠の全ての魅力が出てた。
内容はロレンスが砂漠に魅せられ、アラブの為に戦うお話。でも、単にロレンスをヒーローとして描いてないのが良い。
IMAXで大きなスクリーンで観たい。
ついに重い腰を上げて観ることができた。
3時間46分。
前半と後半で光と闇が分かりやすく別れている。

前半のロレンスらしさが光り、戦争での成り上がりがとても楽しく観れる。
キザでアラブには似合わない青い瞳。
自分が決めた信念を命を懸けてでも貫き通す。
一種のヒーロー映画だ。

そのため、後半はかなり辛い…
ヒーローはいつまでも信念が変わる訳ではなく、戦争により自分が侵される。
ああ、私はただの人間なのだと…

彼は決して万人に好かれるタイプではない。
それを彼は受け入れていたのに、アラブの砂漠に触れて180度人生観が変わってしまう。
これはある一人の男の悲劇でもあり、
人生であり、故に視点によっては
その逆にも捉えられる。

ハッピーエンドかどうかは人によるだろう。
1度は観ていて損はない。
因みに、ジョジョスターダストクルセイダースファンなら絶対に観なきゃいけない。
TK

TKの感想・評価

3.9
何年か前に午前十時ごろにやってる映画祭で観た。タイトルくらいは知ってたけど前情報なしでふらっと入って、まずオープニングで数分間画面真っ暗で音楽だけ流れてる状況に「映写技師の人気絶してるのかな?」と少し不安になって、2時間くらい経った?でも全然話終わりそうにない、ってところでインターミッションの文字。たしか10分くらいの休憩があって、映画館で途中休憩するのも初めてだったけど、その段階になってネットで調べたら上映時間が約4時間。震えましたね。
その時はあまり理解できなかったけど、今思い出すとまた観たいなあと思う。そんな映画。
モモ

モモの感想・評価

4.0
自然や、社会を前に無力な人間。中東問題、現代的な主人公像、示唆にみちていている。
ハマオ

ハマオの感想・評価

5.0
アラブの英雄として期待された主人公ロレンスの飛翔から挫折と失墜までを描くストーリーでそんな彼に対し老獪に対応するファイサル王子、
最後までロレンスに期待するシャリーフ・アリなど名優たちの名演も相まって多くの登場人物が印象に残る。
勿論、ピーター・オトゥール演じる主人公ロレンスも演技も相まって印象に残るし終盤の彼が笑うシーンは壮絶である。

特筆するのがかなりのシーンで砂漠を渡る人間たちのシーンが描かれるが、ワンパターンになりそうな砂漠のシーンを最後まで差別化して描いており、
映画の風景画像が好きな人ならストーリーと共に楽しめる作品となっている。
心残りだったのは、やはりこの映画を劇場の大スクリーンで見てみたかった。
enz

enzの感想・評価

4.5
こんなの春休みしか見られないじゃん

ウルトラ金持ちになったらこういうことに投資したいですねっていう映画

とにかく、I N T E R M I S S I O N が死ぬほどかっこいい
desperadoi

desperadoiの感想・評価

5.0
奇跡を成し遂げ「運命なんてないんだ」と言い切った人間にも運命の影は静かに忍び寄り、遂には追い越されてしまう。人の世のなんと無常なことか…
十数年ぶりに観たが、 ほとんどその良さを分かってなかった当時の自分の理解力不足を今更ながら痛感した。次にリバイバル上映がある時には何としても観に行かねば。雄大な砂漠の風景とちっぽけな人間との対比は、大スクリーンでは何倍もの効力を発揮するはずだから。
スケールがかなり大きかった。
あれだけの人数や馬、ラクダを動員し、かつ200分越えの長編を作るとなると相当なお金が吹っ飛んだはず。

内容の感想としては、世界観や舞台セットなどにお金をつぎ込んでる割にロレンスの人間としての成長や挫折などの変化と、その原因に新鮮味を感じなかった。
ただすんごい規模でやってるからそこは本当に圧倒された。

序盤の、蜃気楼で遠くにいる人の姿が映ったり映らなかったりして登場するシーンがミステリアスな感じがしてすき。
Yoko

Yokoの感想・評価

4.6
第一次大戦下、カイロで地図の作成任務をこなしていた少尉”ロレンス”は、オスマン帝国からの独立を目論むアラブへ接近の命を受ける…。


Netflixで完全版を鑑賞。
四時間弱という大作であるがその時間に比例するかの如く壮麗なスケールの作品。
その「壮麗」を裏付ける要素としての砂漠は、あまりにも広大すぎて地球上のものとは思えない。
別の惑星に迷い込んでしまったような錯覚するほどだ。

素晴らしかったのは、序盤の目玉である「待つ」構図。
地平線が真横に一直線で引かれる背景に、黒い装束を纏った何者かを二人の待ち人が控える。
文字にすればなんとない状況なのであるが、たったこれだけのシーンが静寂を装いながら美しさを帯びる。
「待つ」構図は他にも散見されるのだがとりわけこのシーンが至高。
ここのアリ首長はこれまで現実で、そして様々な作品で見てきたアラブ人の中で一番カッコいいと断言できる。

キモと思える点は、ロレンス役のピーター・オトゥールはいわゆる英雄顔ではなく、むしろ冷酷な殺人鬼のような容姿であることだ。
歩き方もたどたどしく、この男が本当に英雄となるのかと疑いが深くなるが、第一部を観終わった後その疑いは杞憂に終わるかと思えた。
というのも、第二部では政治に翻弄されたり、手を血で染める過ちを犯したりする姿を露呈するからだ。
終いには狂ったように笑う姿を見ていると、いわゆる英雄顔キャストではやはりマッチングしない。
良い意味でも悪い意味でも「普通」の人ではなくなっているロレンスを演じるピーター・オトゥール、最高の顔だった。

パレスチナ問題として現在でも尾を引く三枚舌外交の責任を、フランスにさりげなく転嫁する辺りもさすがイギリス笑。
しかし、政治的側面は抜きに今作はとても面白く凄い。
桜花

桜花の感想・評価

3.8
高潔たろう、アラブの一員たろうとしていた陸軍将校ロレンスが戦場の狂気に蝕まれ、イギリスとアラブそれぞれのエゴと策謀に振り回される史劇超大作。
砂漠が背景のシーンがほとんどだが、人物も風景も瑞々しさを感じさせる。
スピルバーグが崇拝する作品。
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