アラビアのロレンス／完全版の白豚のネタバレレビュー・内容・結末

中途半端な年齢で中途半端な死に方で中途半端な歴史を残すのダサすぎる。家で見てたら寝てたと思う。ミークスカットオフでもそうだったんだけど砂漠を大移動してカラカラになってる人々を見ながら飲むお茶はすごくおいしい。冒頭に画面真っ暗な状態でしばらく音楽だけ流すやつって流行ってたのかな、すごくいい。予告からいきなり本編始まってもすぐにはがっつり作り込まれた映画の世界には行けないから現実から映画に入る前に準備体操できるの助かる。映像が流れたらスっと入れる。序盤は英国人から見た「野蛮な」アラビアへの見下しとロマンってかんじだった。舐めてんな〜って思って萎えたけど映像が凝っててすごかったので飽きずに見れた。後半よかった、人間味とニアBLが詰まってた。誰一人取り残さず仲間守るマンだったのにあっさり仲間見捨てるし敵も捕虜にせず殺しまくる。飄々とした余裕のある変人かと思いきや調子に乗って失敗する。ロレンスの栄光も挫折も隣で見てて、英雄なんかじゃなくて、破滅に向かっているのも全部わかった上で付き従ったアリ、それってほんとに敬愛？ずっと危うくてホモ臭かったな。アリはもちろん、少年をカイロまで連れて行くのも、捕らえられて揉まれるのも。