アルノー•デプレシャン監督の分身キャラである、映画好きな少年ポールの成長ドラマと、ドキュメンタリーを組み合わせたシネマ•エッセイ。
2023年のぴあフィルムフェスティバルの監督特集と、東京日仏学院の監督レトロスペクティブで監督作品を何本か鑑賞。
そして「私の嫌いな弟へ」の公開で来日していた監督のアフタートークも楽しんだ。
シャイな笑顔を浮かべながらも、溢れる映画への情熱を真摯に語る監督の姿は、とても魅力的だった。
その時のパンフに、「各作品の後ろに隠れることなく、完全に自分を捧げ、裸になり、慎みなく、みだらに、自分自身を道具として映画を作ってきました」とのメッセージがある。
本作を観て監督の映画への愛を再認識できたし、まっしぐらに映画監督への道を歩んできた方なんだなぁと‥。
高校の映画部での「ひなぎく」の上映会はさすが!