Sho

サンセット大通りのShoのレビュー・感想・評価

サンセット大通り(1950年製作の映画)
4.0
ハズレ映画なしでお馴染み、ビリーワイルダー監督の高評価作品。

タイトルだけで、大通りで歌って踊るミュージカルコメディだと勝手に思ってましたが、全然違う!!笑笑
(観ると決めている作品は、フォロワーさんのレビューにいいねをつけて、鑑賞後にしっかり読み返すタイプ)

売れない脚本家、ジョーはある日サンセット大通りに佇む大豪邸に迷い込む。
ひょんなことから、そこに住むかつての大女優ノーマが執筆した脚本を手直しする仕事をすることに…。

またまたボクの好きな、
「結末を先に見せて、そうなった経緯を見せていくスタイル」

しかも今回は、観ている側の興味の惹き方がエグい。

鑑賞後の心情は、

虚しさと哀れみと同情と恐怖と。

なんかこの辺りがぐるぐるします。

ジョー役の名優ウィリアム・ホールデン
なんか怖い不気味な執事マックス役のシュトロハイム(ジニョクさん、この人でしょ?)
と、おじさんたちもスゴいのですが、なんと言っても大女優ノーマ デズモンド役のグロリア・スワンソンのまさに怪演。
最近の若者言葉で言うと、
「グロリア優勝」(๑•̀д•́ฅ🏆✧

もう色々怖い((((;゚;Д;゚;))))カタカタカタカタカタカタカタ
特にあの上目遣い。

海賊女帝ボア・ハンコックもあんな感じなのをやりますが、ハンコックは美女。
デズモンドは「かつての」美女。
今はババァ。

ノーマ=グロリア
といい、
本物っぽいデミル監督(本物でした!)といい、真実味があるなぁと思って調べてみたらなるほどなるほど納(・C_・o(-C_-o)得

ラストシーンの2人の表情がエラく鬼気迫るものがあると思ったら、事実と虚構をまぜているんですね。
しかも絶妙に。

グロリア&シュトロハイムの俳優魂に敬意を表します。
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