藤見実

氾濫の藤見実のレビュー・感想・評価

氾濫(1959年製作の映画)
4.9
めーーーっちゃ好き。くるくると身体を回転させながら画面の中を動く、画面の中に入ってくる演技が快テンポをつくりだしてゆくのだが、主役のおじさんはほとんど回らずだいたいただ立ち尽くしていて真正面からの撮りが多く、そこが際立って重くなるのが良い。

カメラ通じての回想の入り方が当時としてどうなのかわからないけどちょっとベタなドラマや漫画みたいにホワホワホワーンという感じ(?)で面白かった。

天ぷらが出てくるところで、天ぷら目線で世界を撮っていることについてはよくわからないが衝撃だった。
藤見実

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