氾濫の作品情報・感想・評価

氾濫1959年製作の映画)

製作国:

上映時間:97分

ジャンル:

3.8

「氾濫」に投稿された感想・評価

・伊藤整ってこんな小説書いてたんだ

・切々としたボレロ風のメインテーマ良い

・佐分利信の能面芝居がむしろ好ましい

・青色発光ダイオード発明の中村さんはこの映画みたことあるのかな

・最後数分の色味カチカチはオリジナルプリント由来かな

・増村演出の冴えは相変わらず最高

・糸引き接吻、いかにもシネフィルが称揚しそう

・若尾文子はこういう役をやってもやっぱり魅力的

・華道の先生をゲイとして描くのはこの時代から一般的だったのかしら
「どういうことって、お馬ごっこですよ!」

船越英二の敬語がクセになる

真剣になっちゃいけないんですね、生花教室のマダムは賢い

金の切れ目が縁の切れ目とはよく言ったもので、たいそう氾濫して豪快に決壊した

(一番真面目なの潮万太郎なんじゃないか)

つーかジャケみたいな文子様要素はないぞ
今まで観た中では初めてあやぴに強さのない役だった、そして船越英二のクズ演技も初めてだったが、そこが一番わろた
可愛い方の若尾文子。川崎敬三が電気を消して女を抱くカットがすごかった
マツダ

マツダの感想・評価

5.0
クズしか出てこなくて素晴らしい
結局は金とセックスが全てっていう風刺
何とも嫌な奴らばかり。

みんな自分の欲望のために、人を騙し利用する。金、出世、性欲、、自分のことしか考えていない。そんな人間の嫌な部分をこれでもかと炙り出す。会社も家庭も同じ。騙す方も騙される方も、同じ穴のムジナ。欲望が溜まり氾濫する。

増村保造らしいドロドロした企業ドラマ。「巨人と玩具」「黒の試走車」と同系列ながら、いつもほどのテンポの良さが感じられないのは佐分利信の演技が重いせいか?彼が演じるのは、化学会社の技術者あがりで、自らの発明で重役となりながら、みんなに振り回され自ら身を引く男だか、この人は貫禄ありすぎ、そういう役はどうも似合わない。

それでも、それなりに面白く観られるのはこの監督ならではの手腕。ただ、名コンビの若尾文子が、今回は出番も少なく、らしさのない役なのが残念。
KOKO

KOKOの感想・評価

-
忍びない。忍びないねえ。
世知辛い世の中だねえ。

佐分利信さん、地位と名誉に疲弊した研究者の佇まいが最高。
金と名誉と愛と嘘と。
傑作だった。増村保造はやはり天才だ。
予告編も良き。
Zuidou

Zuidouの感想・評価

4.8

このレビューはネタバレを含みます

「しかし惜しいなあ~!あんたは条件さえ良けりゃ水からだってガソリンを作れる人なのになあ!」

「いくら貰いました?」「君のぶんは無いよ」「余ってる素材があったはずなんですがねえ。アレ工場に返さないといけないんですよ・・・あれっ!?しかし、良い靴買いましたね~。三千円はするな」→勝手に素材売っ払ったことを気付かれたので無言で紙幣手渡し。

「おジュースが足りないわ~!おビールもね~!」

「ぼかァね、そりゃ女房を確かに三度変えましたよ。世間じゃぼくのことを裏切り者だって、ドンファンだって。だけど真相は違うんですよ。ぼくはその都度真剣だった!一生懸命だった!裏切られたのは、むしろぼくのほうなんだ!」「ワハハハハハハ!!!(狙い澄ましたようなタイミングで起こるダンスホールからの笑い声)」

不倫相手の男の背に若い女がまたがって「ハイシ!どうどう!」等と言いながら尻を叩いている。それを見た沢村貞子「あなた何です!?これは一体どういうことなの!?」男、答えて「どういうことって・・・お馬ごっこですよ」

「ピアノ教師がぁ!その家の奥さんの気を引いてみるのはぁ・・・言わばエチケットなんだぜ!?のぼせちゃァいけないよォ!のぼせるな!」

「腹が立つなら硫酸をぶっかけても良いですよ。青酸カリを注射しても結構です。恨みませんよ。あなたと結婚しないというのは僕の信念ですからね。生きるためのモットーです。信念のために死ぬのは平気ですよ」


驚きの拾い物でした。名科白、名シーンのオン・パレード!パッケージの女性が誰なのかも分からないままにただ美しかったから観てみたんだけど本当どうかしてる。「逆噴射家族」とも「斜陽」とも全く違う一つの家族の崩壊のプロセス。ろくでもないピンク映画くらいに予想してハードルがどん底まで下がってたとはいえ物凄い傑作だった。興味はあるけど普段あまり古い日本映画観ないから余計全部が新鮮で刺激的でそしてトチ狂ってるように見えました。
a

aの感想・評価

5.0
なんだか、見た後にゲンナリするよ。こんな風にはならないようにしよう。
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