藤見実

拳銃貸しますの藤見実のレビュー・感想・評価

拳銃貸します(1942年製作の映画)
4.0
さすがにグレアムグリーン原作なので話がややこしい。日米スパイ関係と、大企業のヤクザめいた汚いやり口と、警官と、警官の女と、警官の女にキスされる殺し屋と。。

・電車飛び乗りアクションとか、だんだんバカアクションが増えてく

・ヴェロニカレイクのマジックショーシーンがあまりにも魅力的。彼女歌もとってもうまいし、スマート。ルネクレールの『奥様は魔女』を思い出したり。アランラットとロバートプレストンの関係はなんだかネブラスカ魂を思い出した(ちょっと違う)

・アランラッドがアップで過去のトラウマを告白するシーンはいただけない。あんな説明なくても成り立つから。でも回想の映像で説明せずに、ただ怯えた猫のように瞳孔の開いたアランラットの顔演技がそれを物語る演出は点が高いかも。

・悪役車椅子映画
藤見実

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