『Deraフランキー』
は今作のキーとなる「手紙」の宛名
息子の「心の声」を聞く手段が手紙だった…
父は世界中を航海している船乗りだと嘘をつき
なりすます母親が嫌だったが、一概にそう言えないほど追い詰められていたんだとわかった
スコットランドの港町を舞台に
始まりから終わりまで、しっとり静かな雰囲気と優しいピアノの旋律がひたひたと心に染み入る
空模様も海も寒々しさがピーンと張る空気
聴覚障がいのフランキーは、読唇術が得意で賢い少年
ゆえに大人の事情を察し、敏感に感じとっていたのかもしれない…手紙の相手も偽物の父親も、なぜ引っ越しを繰り返すのかも…
ジェラルド・バトラー演じる、謎の男(偽父)の
寡黙な佇まいが素敵!母親エミリー・モーティマーとの距離感と間合いがドキドキした
そして、ポケットにしのばせた石…
「石」をポケットに入れることで泣ける映画です
(それだけじゃないので)
確かめてみてください!