映画館で見るのはたぶん初めて。
何度見てもあのラストシーンは本当に最悪で最高だと思う(ほめてます)。
ブラピ演じるミルズの若々しさの中にあるひたむきさ、モーガン・フリーマン演じるサマセットのいぶし銀、悔しいが引きつけられてしまうシリアルキラーによる殺人事件。
ミルズとサマセットが反発し合うようで徐々に打ち解けていく様子が心地よく、そのきっかけとなったトレーシーとの夕食シーンは心に残る。
時たま入る俯瞰ショットのカッコよさ、ハワード・ショアの音楽もピッタリ。雨のシーンの多さもいいし、追いかけっこシーンの焦燥感も臨場感があってスリリング。
あのタイミングで事件が急展開して、そして迎えるラストはたまらない。ブラピのあの表情がすべてを物語ってて、彼のキャリアを決定づける素晴らしい演技だと思う。