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「ろくでもない一生だったな」 無期懲役囚の老人・阿久津が独房で死を迎えようとしていたとき、声を掛けたのは、人の言葉を操るホウセンカだった。“会話”の中で、阿久津は過去を振り返り始める。 1…
刑務所で最期をむかえそうな、地味で不器用な主人公の想いが妻と息子に伝わっていたことが知れたということが、当時みていた野球中継にかけて最後の逆転だったのだと受け取ることができた。打ち上がる花火大会…
このレビューはネタバレを含みます
刑務所で死にかけている阿久津が昔住んでたアパートに咲いてたホウセンカと人生を振り返る話。阿久津が何度も大逆転と言うので努力せずに成功を求めた結果、結局何も成せずに刑務所に入ってしまった愚かな人間の…