東京アニメアワードフェスティバルにて鑑賞。
主人公は平凡な家庭の次男。病気のおばあちゃんに会いにいくために家族で出かけるも1人置いてかれてしまい…ってところから始まる3Dアニメーション。
物語的には王道で、ファンタジックな世界へ行って帰ってくるという児童文学スタイル。そのファンタジックな世界で様々な精霊?のようなものに出会っていくという話で、一つ一つのキャラクターのアイデアが可愛かったり寓話的だったりで良い。
特徴としてはギャグやアクションの多いエンタメ作であるという事。スラップスティックさよりもフランスらしいシニカルさがあるギャグが散りばめられており、これが面白い。
観る直前にあの『ペルセポリス』の監督であると知り衝撃を受けたのだが、内容としてはまさに子どもの想像力を一つのテーマとしたものとなっている。
主人公は妄想しがちな少年として描かれていて、頭の中にマッチョな自分を持っている。そんなマッチョが手描きアニメで描かれるというのが特徴だろう。その妄想のマッチョとの関係性がどうなっていくか、がささやかな描写ながらクライマックスで重要となってくる。
アニメーションのスタイルとしては上述の通り3DCGなのだが、質が高い上に妙にコマが落とされているのでところどころこれストップモーション?と思わされたりもする。それがまた面白い。
このように様々なスタイルのアニメーションを取り入れるのはもはや今のトレンドと言えるだろう。
この手の話では成長する事による別れの切なさも定番な要素ではあるが、しかし今作ではそういったものを感じさせないカラッとした仕上がりになっている。
余談として登場キャラとして青鬼少女が出てくるのだが、これが言動からデザインからトカゲをスケボー代わりにしてるところまでなかなかナイスなキャラで刺さったぜ。