ワン

誘拐のワンのレビュー・感想・評価

誘拐(1956年製作の映画)
3.0
掃除機メーカーの社長デイビッド(グレン・フォード)は、妻のエディス(ドナ・リード)と8歳になる息子のアンディ(ボビー・クラーク)と幸せで何不自由ない暮らしを送っていた。だがある日、遊ぶ約束をしたのにもかかわらず、いつまでたってもアンディは帰ってこない。長い不安な時間の後、犯人から身代金を要求する電話がかかってくる。身代金を払っても払わなくても子供が助かる確率は半々だと聞いたデイビッドはある決心をする。


TVドラマの映画化で、1996年の『身代金』のオリジナル。

身代金に関する妻や兄との意見の相違がメインでドラマ性重視。有名メーカーの社長だが、仕事人間というわけではなく息子との関係は良好なだけにデイビッドの苦悩が伝わってくる。

犯人がどんな声でどんな性格なのか分からず動向が一切描かれていないのは物足りない。警察はシャツについた血液は検査しなかったのだろうか。
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