1979年・第32回カンヌ国際映画祭で監督賞、第51回アカデミー賞で撮影賞を受賞した巨匠テレンス・マリックの監督第2作は、20世紀初頭のテキサスの壮大な農場を舞台に、人間の弱さと脆さを静謐な演出で描き出す。
1910年代、青年ビリーと妹リンダ、そしてビリーの恋人アビーはテキサスの農場に流れ着き、そこで働き始める。
やがてビリーの妹と偽っていたアビーに惹かれる農場主のチャックが病気で余命幾ばくもないことが発覚する。
ビリーはアビーをチャックと結婚させ、そのお陰で厚遇を受けることになる。
しかしチャックは妻とビリーの関係を疑い始めたことで歯車が狂い、運命が急転していく。
初主演作となったリチャード・ギア、脚本家としても活動し、本格的に俳優業をスタートさせたサム・シェパード、今作でブレイクを果たしたブルック・アダムス、マリック監督自身の目に留まり、オーディションを経て役を勝ち取ったリンダ・マンズら名優たちの若かりし姿と夫々の魅力が溢れた本作は、映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネが手掛けた幽玄なサウンドと共に、名手ネストール・アルメンドロスによる絵画のような美しい映像が広がる。