特典映像として収録されている本作を観るために『怪盗グルーのミニオン超変身』をレンタルして鑑賞(Filmarks様に作品登録していただきました。ありがとうございます)。

グルーの研究室にあったコントローラーにより、まるでゲームさながらにケビンを操作できるようになったスチュアート。ハイスコアを目指し、大暴走を繰り広げる彼らの運命やいかに……？！

横スクロールRPGに始まり、FPSゲームのキャプチャー・ザ・フラッグ(旗とり合戦モード)、GTAのような警察から逃げるカーチェイス。

様々なゲームをCGアニメーションへと落とし込んだイルミネーション短編の中でも屈指の意欲作だった。

近年はゲームそのものの映像クオリティも上がっているだけに、映画とゲーム映像の狭間をいくような不思議な映像体験が楽しめる娯楽作でもあった。

イルミネーション・スタジオ最大のヒット作『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』。

この短編は、もともとの公開予定時期から、その特典映像になるのでは？とも噂されていたらしく、なにはともあれ、その影響下にある作品であることには間違いない。

そういう意味で、公開が決定しているスーパーマリオ続編に繋がる演出があるのかもしれないし、これからのイルミネーションによる｢ゲームの映画化｣において、実験的な試みも含んだ重要作と言えるだろう。

ちなみに、本作の隠れた見所はエンディングクレジット。

スネークゲーム、ストリートファイター、テトリス、Qバート、ポータル、スーパードンキーコング、ソニック、インベーダーゲームと、ゲーム好きにはたまらないオマージュがふんだんに盛り込まれたドット画アニメーションが展開され、観賞後の後味が最高だった。

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