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シェナンドー河のUSKのレビュー・感想・評価

シェナンドー河(1965年製作の映画)
4.5
南北戦争の真っ只中、敷地近くに敵軍が攻め入ってくるも、奴隷制度を反対し戦争に知らんぷりを決めた気高き一族と威厳ある父親の物語。

苦労し手に入れた人生すら破壊する戦争の理不尽な様を描いた本作ですが、兎に角常に先の展開が気になる巧みな脚本が素晴らしい。

また名台詞も多く、特に息子を殺した少年に対して「立派に生きて沢山子供を産め、そして俺ぐらいの歳になって息子が誰かに殺されたら、この事を思い出せ」。決して戦争に溺れない父親の芯の強さに憧れる事間違いなし。

ジェームズスチュワート主演、名台詞てんこ盛り、迫力満点の戦争シーン、家族の絆。ただ面白いだけでなく、こんなにも傑出した要素が揃っているのにも関わらず、西部劇の名作として扱われないのは不思議です。
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