MyFFFから初の長編鑑賞。
六十に差し掛かろうと言う年齢の、城の番人(庭師や使用人かとも思ったけど、簡単な解説の中に登場する番人がしっくり来る)。
その男は隻眼で、太った体型の醜男。
結婚や恋愛は明らかに諦めていて(配送業者的な中年女性とはヤってたけど)、バグパイプ演奏やモグラ狩りなどを含む庭の手入れ、城周辺の散策など、黙々と打ち込める趣味以外を持っていない。
そんな灰色の人生に、突然城を相続した、現代アートの大家である女性が現れて、その女性の創作(粘土像)の題材として協力することで、その男の人生が「夢を持てるもの」へと変貌して行く……。
と、思っていたのは男だけで、舞い上がった男がノせられてただけだと気付いて勝手に絶望するような、アレである。
今年に入ってからマジでこんなジャンルの映画結構観たな。
いつ観てもこう言うのは割りと辛い。