今作品ほど、まだ観たことのない人にオチを告げない方が良い作品はないとおもいます。物語の底でパズルのように構築されている仕組みは圧巻です。
オチを知っていてもたいへんよく出来た作品であるため楽しますが。
少年のコール(ハーレイ・ジョエル・オスメント)は幽霊が見えると言う事で苦しんでいた。小児精神科医のマルコム(ブルース・ウィリス)はコールと出会い、コールの発言に疑いをもちながらも、ある事でコールが本当に幽霊を見ている事を知る。
この作品はホラーでありますが、あまりホラーぽくない日常的で明るいシーンが多いので、幽霊が出てくるシーンがギャップで特に怖い。
また、マルコムのコールに対する真摯な対応には心を打ちます。コール(彼は母子家庭)にとってのマルコムは医師であり父親のかもしれません。
最後の方のシーンで、コールの母親とコールの祖母にあたる二人のエピソードはたいへん感動しました。
人が人を思う心にたいへん感動できる作品です。