めめ

シックス・センスのめめのレビュー・感想・評価

シックス・センス(1999年製作の映画)
4.0
あけましておめでとうございます🎍🎌
新年一発目は名作ホラー「シックスセンス」を観ました。タイトルとキービジュアルの雰囲気から勝手にスティーブン・キングだと思い込んでいたけど全く関係ないオリジナル脚本のようでした笑 あらすじも前評判も知らず観たので、心が洗われたような最高の鑑賞後感です。2時間以下にまとまっており、飽きさせない完璧な脚本でした。
コールの苦悩や親子関係が本当に丁寧に描写されていて、息子の苦しみの原因がわからない母親と、怖くて打ち明けられないコールの姿はこちらまで苦しくなりましたし、ラストの車の場面は本当に感極まって泣いてしまいました。
「第六感」というメタファーを用いて、自分の息子がなにかおかしい、他の子と違う、と思う母親、自分は他の子と違うんだ、誰も僕を救えないんだと思う子供、そういうものを入り込みやすいように描いてる。その問題の解決方法はやはり、車の場面のように、真正面から向き合うことなのだと思う。
俳優陣の演技が素晴らしくて、親と子、夫と妻、家族の向き合い方を切なく描いた素晴らしい作品でした。

コールがやさしい子なんだとわかる、印象に残った台詞。
どうして先生は悲しいのか教えて。目を見ればわかるよ。
奥さんと話す方法を教えるよ。眠ってる時に話すんだ。
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