⚠️ポスターにいる犬が酷い目にあうので注意
1945年に自殺したはずのヒトラーが、なぜか2014年のベルリンにタイムスリップして甦る。やがて彼をモノマネ芸人と勘違いしたディレクターにスカウトされ、テレビ番組に出演することになる…小説が原作の映画。風刺が凄すぎて、バシバシ刺さりました。原作小説2012年、この映画は2015年で、10年前なんだけれどもメッセージ性が全く古びていません。
テレビでのヒトラーの演説内容が2025年現在の日本にもドンピシャすぎて恐かった。幸か不幸か(幸なのか?)日本にはこんな演説が上手いリーダーが存在しないのでこんな事は起きないが、トランプやプーチンなんかまさにこんな感じやないけ…
なによりこの映画が面白かったのが、作中ヒトラーが一般人に現在の政治をどう思うのかのインタビューと、エンドロールで車に乗るヒトラーを見た一般人の反応は、ボディーガードを着けてアドリブ撮影された本当にドキュメンタリーだということ!主演俳優が役に入り込んでて凄すぎるよ!そして怖すぎるよまじで!なんか冗談でもハイルヒトラーの敬礼ってしていいんだ…って引いちゃった…でも、映像化の良さというものが凄く出ていた。あの怖さは文字では味わえないわ。
まさにドイツにしか作れない映画で、かなり見応えがありました。ヒトラー最期の12日間のオマージュシーンは笑っちゃいけないのに笑っちゃって苦しかった