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臨場 劇場版のdaiyuukiのレビュー・感想・評価

臨場 劇場版(2012年製作の映画)
4.6
東京で通り魔事件が発生。裁判で精神喪失を認められた犯人は無罪放免となる。
それから2年、精神鑑定を行なった医師と無罪を勝ち取った弁護士とが、相次いで殺された。
通り魔事件の被害者遺族に嫌疑がかかる中、弁護士の殺害現場に臨場した警視庁刑事部鑑識課検死官・倉石義男は、死亡推定時刻に疑問を抱く。
ベストセラー作家・横山秀夫の同名小説を基にした大ヒットテレビドラマを映画化。
型破りな検視官の主人公・倉石に扮する内野聖陽をはじめ、松下由樹、渡辺大などオリジナルメンバーが顔を揃え、演出の橋本一がメガホンを握る。リアリティにこだわった緊迫感あふれる映像、「根こそぎ拾え」や「俺のとは違うなぁ」のキメ台詞も健在だ。
この映画のテーマは、贖罪です。
無差別殺人の犠牲になった妻のために、物言わぬ死者の声を拾い上げ、真相に迫り、被害者遺族の心を救うことに全力を尽くす検視官・倉石。
無実の罪を着せられ、自殺に追い込まれた息子を守れなかった警察官。
無差別殺人の犠牲になった娘を守れなかった母親。
彼らの心情が丁寧に描かれた人間ドラマと犯人探しのミステリーが組み合わさって、熱い感動を呼ぶ映画になっています。
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