ハレルヤ

西の魔女が死んだのハレルヤのレビュー・感想・評価

西の魔女が死んだ(2008年製作の映画)
3.9
中学校生活に馴染めず登校拒否になった少女まい。ひと夏をイギリス人である母方の祖母の元で過ごすことになる。代々魔女の家系におばあちゃんから人生において大切なことを学んで成長していくまいの姿を描いたファンタジードラマ。

こういうドラマは良いですね。映像的に目立った場面はほとんどありませんが、自然豊かな里山を舞台にした祖母と孫の交流。ノスタルジックな雰囲気にも心地よさが感じられて、終始リラックスした気持ちで鑑賞できました。

おばあちゃんを演じたのはサチ・パーカー。あのシャーリー・マクレーンの娘というのも驚きですが、何より驚いたのは流暢な日本語!英語はほとんど使わず、全編ほぼ全ての台詞は日本語。

いくらなんでも巧すぎるだろと思ったら、実際に幼少期に日本に住んでいたとの事。平仮名しか読めないらしいですが、それでも違和感のない素晴らしい台詞回しと味のある演技でした。

2人の交流を通じて自分で選んで生きていくことの大切さ、凝り固まった考えを変える柔軟さなど、人生において大事な事を改めて考えさせてくれる内容でした。

そこまで期待値の高い映画ではありませんでしたが、素直に見てよかったなと思えた作品。今の季節にも凄く合うと思います。
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