オランジェ

西の魔女が死んだのオランジェのネタバレレビュー・内容・結末

西の魔女が死んだ(2008年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

「ニシノマジョカラ ヒガシノマジョへ
 オバアチャンノ タマシイ
 ダッシュツ ダイセイコウ」

2度目です。
原作を先に読んでいたにもかかわらず、2度目なのに、号泣。

学校に馴染めなくなった女の子は、ある日学校に行かないことを決める。母親と父親は反対することも理由を聞くこともせず、娘をイギリス人の祖母の家に預けた。そこで、女の子は自分の祖母、またその家系が魔女であることを知る。花を育てたり、料理を作ったり、掃除をしたりーーそれこそが魔女修行の始まりだった。

内容だけだとファンタジックですが、全くファンタジーの要素はなく、人生とは、生き方とは何かを祖母から孫へ伝える物語です。祖母な優しく孫を諭すシーン、何かを教えるシーン、一つ一つに愛情が詰まっています。

不器用で幼い女の子が意地を張ってしまい、喧嘩別れのまま祖母は死去。
祖母とお別れのとき「おばあちゃん、大好き」と言って欲しかったのだと気付いていながら素直になれず言えなかったこと、この子は一生悔いるのだろうなぁ、と思います。終わりを知っていたので「大好きって言いなよ!」と叫んでしまいましたが(笑)
でも、そういうものなんですよね。
大切なのに、大好きで甘えられる存在だから変に意地張って後悔する、ということを私もよくやります。冷たい態度を取ったり、話すのを面倒だと思ったりして、適当に流したり…そして、いつも私はいつかこの日を後悔するんだろうと思うんです。
家族って難しいですね^_^;

この映画からは、学ぶことが多いと個人的に思います。学ばなくても、素敵なストーリーです。

本当に、この物語はふとした瞬間に思い出します。
オランジェ

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