中山美穂さん追悼レビュー😭
岩井俊二監督初監督作品。
婚約者を亡くした渡辺博子(中山美穂)は、婚約者が住んでいた小樽へ手紙を出すと、返事が返ってくる...。
手紙を出すと同姓同名の女性と知り合い、藤井樹同士の淡い恋物語が回想されるって感じ。
過去パートは、酒井美紀と柏原崇とのラブストーリーになっていて、ドラマ『白線流し』を思い出しました(懐😭
トヨエツの「それが山田さん家〜やったら手紙は届けへんねん!」のセリフは、ダウンタウンの松本人志がネタにしていて、ガキの使いのフリートークで散々話してましたね。笑
1995年らしい作品でしたね。今みたいに何でもSNSにアップする現代では考えられない世界観です。今の高校生ならInstagramやtiktokでメッセージを送れますからね。
自分の高校時代とモロにリンクして、色々思い出しました(嫌な思い出ばかり😢
中山美穂は、この頃には大分大人になっていて、『毎度お騒がせします』のミポリンとは言えない時代でしたね。笑
普通に考えて亡くなった人に、手紙出すのも狂気だし、図書カードの件などはマジキチじみており、登場人物は全員ナチュラルに狂ってます!笑
彫刻家の篠原勝之も祖父役で出演していて、普段ビートたけしの番組で下ネタばかり言ってた、クマさんが思わぬ好演をしてました。
岩井俊二の作風って、新海誠と似てるなーと思ってましたが、今作を見て間違いなく新海誠は今作の世界観をマネしてると確信しました。
新海誠は間違いなく、今作が大好きで相当影響を受けてますね。きっと、青春期は当時の岩井俊二作品を片っ端から見ては、酒井美紀辺りをオカズに、夜な夜なズリセ○に興じていたと思います😳
二人揃ってセンチメンタルバカ(←失礼)な作風ですが、まさか二人のユニバースがここで繋がるとは思いませんでした!
今作は、まさに純文学が好きそうな童貞少年臭が強い作品で、90年代の何とも言えぬ剥き出しの切なさと青春、ナチュラルな狂気を感じる作品でした😅
中山美穂さんのご逝去は、かなりビックリしました。どちらかと言うと、歌のイメージが強かったです。「世界中の誰よりきっと」を聞きたくなりました。
中山美穂さん、心よりお悔やみ申し上げます。