いわやん

マークスの山のいわやんのレビュー・感想・評価

マークスの山(1995年製作の映画)
3.6
崔洋一監督。

ある病院の中から物語が始まる。

そのあと、早朝に見つかるチンピラの残虐遺体。

著名な弁護士を脅す青年。

その根幹は70年代の学生運動に・・。

連続殺害事件に、縄張り意識むき出しの警察・・。

ドラマのピースが、結構バラバラでラストに近づいていくにつれて、ドラマの幹が見えて。

警察側の中井貴一の、ワンマンで回りの言うことを聞かない感じが孤高の刑事を表していて。萩原聖人の精神に異常があるけど目的に向かって行くところと、笑いながら人を殺めるところ、それに保身の為にあらゆる事をして、学生時代を思い出し、鉄パイプで乱打する小林稔侍と。凄いキャラが印象に残りました。

今では観れない古尾谷雅人や萩原流行もいい味を出していて、この作品以降に人気の出た役者も多数出演されてます。
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