土鳩

怪獣8号 第1期総集編/同時上映「保科の休日」の土鳩のレビュー・感想・評価

5.0
最高 of サイコー!
アニメ放送期間中もずっと思っていたが「怪獣8号」は映画館で見るのにすごく適してる。音、迫力、動き、大画面に映すことで視覚と聴覚がより刺激されて、ガツンと心に響いてくる。
残念ながら1期分の100%上映ではなく総集編なので、カットされているところがあるが、1期の中にある“お互いへの信頼と尊敬”に重点が置かれた構成のため、恐怖や、カフカの正体への不安のある緊迫シーンは無かった。
最初から最後まで「大好き!仲良し!みんな生き抜いてよかった!」とホッとできる総集編になっていた。
音楽は、アルバムを聴いていたので、一曲一曲の最初から最後までが耳に染み込んでいる。だから、「おお、ここで止めて他の曲に繋げるのか!」とカッコいい曲の数々を場面に合わせて惜しげもなく必要な部分だけ切り取って画面に合わせて使っているのがよく分かり、勿体無いやら巧みなのやら…「スッゲェ」って言葉しか残らなかった。
上映館が少なく、TOHOシネマズまでわざわざ出かけたが、画面がすごく綺麗でよかった。

以降ネタバレありーーーーー

保科副隊長の休日、わざとこの仲間と休みをぶつけたでしょ!というナイスな展開がすご〜く可愛い作品でした。防災館、いいわ。
こちらは、カフカの登場はほとんどなく、保科副隊長と、カフカ以外の新人メインキャラ達による顛末で、総集編を見て緊張した後に、心をゆっくり癒すことができた。ところで、するめ…亜白隊長は何に使う予定なの?

総集編には、怪獣9号VS怪獣8号のシーンは無いため、保科副隊長VS怪獣8号のシーンもカット。とはいえ、保科副隊長のテーマソングは上手に使われてて、副隊長のカッコ良さを増幅させていた。
緊迫感はなくはない。第三部隊以外の誰かが怪獣を始末した謎、さらに同様の現場に出くわす謎、そしてカフカの正体がバレて、謎の理由が明らかになってしまうラストは、何度見ても体がこわばってしまう。
移送されるとき、亜白隊長を含め第三部隊の面々はカフカへの強い仲間意識がある…という最高の終わり方だった。

2期が楽しみ。毎週、映画館で観たい。(きっと近くで上映されないから見に行けないのだが)

いつもスマホやiPadで見ていたので、大画面、本当に良かった。キャラの顔がドアップで見られたの、すごく嬉しい。可愛かったり、緊張が走ってる顔、ともかく大画面のおかげで細部まで表情が見ることができた。総集編とか、半期分一気見とか、2期でも映画館で上映してほしい。
土鳩

土鳩