田島屋君

スリ(掏摸)の田島屋君のレビュー・感想・評価

スリ(掏摸)(1959年製作の映画)
3.8
顔を画角に入れない撮り方は『たぶん悪魔が』でも取られていた。
顔が映らないと、そのシーンからは感情が排除されて、画面内で繰り広げられる行為そのものにフォーカスが当たる。
だからこちらも自然と集中するし、情報量は少ないのに解像度が上がっている感覚を味わう。
そんなこんなで魅力的なカットはたくさんあってまったく飽きなかったけど、若干単調すぎたかも...でもさすがのクオリティ!
『ラルジャン』と『白夜』が観たすぎる!
田島屋君

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