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スリ(掏摸)のmnsのレビュー・感想・評価

スリ(掏摸)(1959年製作の映画)
3.5
私は「おっしゃみる!」という強い意志を持たないと、ブレッソンの超抑制的な演出が施された映画を、睡魔に負けずに観れる自信がない。のだが、これはちゃんと起きてられた。

華麗な手捌きのスリは最早アトラクションで、視覚的な気持ちよさがある。そもそも「スる」というアクションは、過不足のない・最短最速の腕指の動きが求められるが、この要素と、あらゆる面で無駄が削ぎ落とされたブレッソンのスタイルとの親和性がめちゃくちゃ高かったからだろうなと思う。

てかピエール・エテックスどこいた?
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