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ラ・シオタ駅への列車の到着のmnsのレビュー・感想・評価

5.0
親の顔ほどみた3本の中で1番好き。構図のキマリ具合、幾何学的な美しさに惚れ惚れする。フレームの対角線を境界に、機関車とホームとで色彩のコントラストを生んでいるのがお見事。

「機関車の運動は観客からすると異次元の映像空間に属するので、彼らからすると空間的に定位できないものだ。だから観客の反応は、列車がスクリーンから飛び出してくる?!の"驚き"以上に、自分の身体との連関の定まらなさゆえに"居心地の悪さ"に近いものをおぼえたのでは」(拙要約)という指摘がある。言語化力(げんごかぢから)……!と思った。
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