野球は情熱と経験と勘がすべてか?理論は通用しない世界なのか?
それを否定してみせた男たちの話。
ブラッド・ピットの自然な感じがすごくよかった。
後悔を常に抱えながら、この理論野球の証明を経て純粋な「勝つ喜び」「戦略で勝つ楽しみ」を思い出し、楽しめる方を選んでいくビリーの姿が印象的。もちろん簡単な話じゃないが、なんだか勇気というか活力が湧いてくる。
ジョナ・ヒル演じるピーターの算出がことごとくハマってるのはすごすぎた。まじもんの革命児。
ぱすぱすっとテンポ良く物語は進むけど、情熱がすべてでもなく理論が全てでもないということを、きちんと証明しきる展開は見事。
何年かしたらもう一度観たくなるような、良いお仕事映画だ。