崩壊しつつある世界で孤独に生きる意味とは? 時事問題を不条理なユーモアで詩的に表現したアニメーションミュージカル 黒人の医師であるロビンソンは、移民やNGO、警備員に占拠されるまで、自ら孤独を選んで生活していた。タブレットの拡張現実を使って日々の出来事を記録する日々を送っていたが、アフリカからの難破船から唯一漂流者として生き残ったフライデーと出会う。ねじれた崩壊寸前の世界に生きる二人は、最終的にそれぞれが目指す約束の地に辿り着くのか? 古典小説「ロビンソン・クルーソー」を大胆に再解釈した本作は、人種差別や難民問題、生態系の崩壊などの時事問題を視覚的に表現しつつ、規律や偽善に縛られる現代の私たちの本質を問いかける。