【不気味さと闇】
終始不気味で映像が暗く、独特の雰囲気がある。登場人物もそれぞれが何かを抱え、それを心に隠していて、その闇が深い。
序盤から不気味さと謎が増幅していく感覚は確かにあり、テーマ設定や…
このレビューはネタバレを含みます
余所者へという意味のタイトルを見て、ニューヨークで暮らす移民夫婦が抱える孤独を描いた作品かと思っていた。
だが、余所者とは家族で一人だけ息子と血の繋がっていない父親を指しており、彼の苛まれている疎…
西島秀俊を主演に迎え、全編ニューヨークロケを敢行した、日本・台湾・アメリカ合作映画。
本作は劇映画の「余白」を用いて、人間の「余白」を描く映画だ。
セリフとして発話されない、登場人物たちの思考・…