ガラムマサラ

12モンキーズのガラムマサラのレビュー・感想・評価

12モンキーズ(1995年製作の映画)
3.7
張り巡らされた伏線と皮肉を交えた時間逆行ストーリーは流石テリー・ギリアム
苦味の強いパイソン臭。
笑える描写なんてトチ狂ったブラッド・ピットの怪演くらいなもんだけれど後半からラストにかけて襲い来る意味深の釣る瓶打ちはいろいろと考察しがいがありそう。

なんでかず~~っと観たかった本作ですが
良い意味で裏切られた。
てっきりターミネーターちっくなアンドロイドでも出てくるとばかり思っていましたもの。パッケージのせいで。

実際は灰色の世界で狂気が常に傍に寄り添っているかのような雰囲気のタイムリープ系SFサスペンス。
ちりばめた伏線と比較的丁寧な話運び、そして意地の悪い結びというか……これは大きな物語の過程?ん~~~多様な解釈ありそっ

苦虫を噛み潰しながらパズルのピースを嵌めていく感じで爽快感はぶっちゃけないんですけど
顎に手を当ててうんうんと考えながら観てみるとなんだかまだパズル完成しきってないぞ?となる作品でした。


たぶん吹き替えで観た方が情報精査しやすいんじゃねえかな!!アカデミー級ブラピの演技と引き換えだけど!