ものすごく面白い。過去と未来が絡み合う本筋はもちろん最高にゾクゾクするのだが、タイムトラベラー(本物)が必死に説明するのに信じてもらえなさすぎて、自分を異常者だと思い始めちゃったりするもどかしさもすごくよかった。観ているこちらまで現実と虚構の境目を見失う。
物語の終わりは切なめ。タイムトラベルものでありながらも、一人の人間の旅に焦点を当てて描いているところに新鮮味を感じた。
もう一つ、言及せずにはいられないのは、ブラピの怪演。ヤバすぎてドン引きした。「マジのやつ」にしか見えないイカれ具合がとんでもない。どれだけ言葉を尽くしても賞賛しきれない名演だった。もう完全に惚れてしまった。彼のようなauthenticな役者さんを愛さないでいられるわけがない。
