このレビューはネタバレを含みます
キャッチボールって意外と集中力と相手への思いやりが必要なコミュニケーション。本作はキャッチボールをしているシーンと日常パートで構成されているが、ボールの投げ方やキャッチボール中のちょっとしたやりとりで人間性が垣間見えてくるのが面白い。先代キャッチボール屋はまさかの庵野秀明だし、星野源や浜野謙太らのバンドが音楽を担当しているとうなかなかの豪華なメンバー。クライマックスの野球対決は今では色々な意味で実現できなさそう(笑)山口百恵の「夢先案内人」をじっくりと聴きたくなったし、キャッチボールがしたくなった。“ 小便少女 ” というワードからフジテレビの某番組を思い出したのはココだけの話。
余談たが、横浜シネマリン10周年記念特別上映にて本作に出会えたこと、大森南朋と大崎章監督のトークショーで当時の裏話などが聞けたのは良い思い出になった。