けい

名もなき一篇・東京モラトリアムのけいのネタバレレビュー・内容・結末

2.0

このレビューはネタバレを含みます

映画『花腐し』でも使われていた、現代パートをノスタルジックなモノクロで、昔のパートをカラーで描くことで青春時代が一番輝いていたように魅せる演出は良かった。主人公があの頃を思い出して、一歩を踏み出す物語は王道であるけれど、過去を振り返ることで今やるべきことが見えてくることもあると再認識できた。

後部座席で嬉しそうに好意を寄せるヒロイン役に次回作の構想を語る主人公を前の席で寝たフリをしてニヤニヤ聞いてる友人たち。誰かの気遣いで今日も世界はちょっとだけ幸せになっているんだなぁ。
けい

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