米ソ冷戦下のハンガリーを舞台にしたスパイ・サスペンス。フィルム・ノワールの憎たらしい悪役色が強いR・ウィドマークが主演・製作をつとめ、イメージを払拭して国際スパイとして暗躍する。

三日間の限られた期間内に西側組織から依頼を受けた地下に潜る反共指導者とその娘らを救おうためハンガリーに潜入、共産主義の警察の目を逃れる後半の畳み掛けるような脱出劇は見応えある。ソニア・ツィーマン、センタ・バーガー らが共演。若きJ・ウイリアムスが映画音楽を初めて手掛けた希少作。

• #ウィドマークがスパイ役に
• #ジョン・ウイリアムスが初のクレジット
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冷戦下のスパイアクション。
スパイ小説の大家アリステア・マクリーンが初期にものにしたスパイ小説を原作にしてる。
バレそうで興味引きつけた末にバレたり、捕まりそうで興味引きつけた末に捕まったりみたいなことを、ずっとやってて舞台設定はなんでもいい感じに仕上がってる。みたいのはそこじゃない。脚本を手がけたのは、主演のリチャードウィドマークの妻とのこと。原作どうこう以前に、映画化がうまくいってない印象を受ける。
ハンガリー動乱の余波が続く共産党支配下ハンガリーから、科学者を救出することを頼まれる。秘密警察の目をかいくぐって、無事に飛行場まで連れて行くことができるのか？
と、ストーリーラインはめちゃ面白そうなのにね。
「コーヒーをどうぞ。「そのコーヒーには薬が入ってます」のくだりは潔くてよかった。飲むしな。
後頭部チョップで気絶する時代の映画なので、アクションシーンにリアリティはないんだけど、そのあたりは日本の時代劇における殺陣みたいなもので、割り切って楽しむもんなんだろうな。
面白かった。

原作ファンからお怒りをかってるみたいだが、原作を読んでないわたしには「普通に」おもろかったぞい。