記録用
2025No81
インド元首相アルタ•ビハーリー•ヴァージペーイーの伝記。彼は詩人でもあり、日本語字幕はさぞかし大変だったろうなと感じた。ヒンディーはわからないが、彼の演説が韻を踏んでいる様にも聞こえたけど。全くコメディも要素もなく真面目一筋の映画だった。感想を書くと政治色濃くなりそうなので、パスします。

BJP創始者、バジパイ元首相の伝記的映画。作品自体は特に盛り上がる箇所もなく、面白さには欠けていた。

だが、評価の点数以上に大変に興味深かった。冒頭からインドが本気出せばパキスタンなんて簡単にインドのものになる、のような発言から始まって、敵対する国民会議派は悪、核爆弾成功万歳、など完全にBJP啓蒙映画だった。

バジパイを持ち上げてはいるものの、人々へのアピールや政治力が強いだけで、結局何をしてきたのか分からなかった。実際の本人を知っていたら特徴をよくつかんでいるなど、もっと違う感想を持てたかもしれないが、映像でしかわからなかったのでその点では面白さが減ってしまったかもしれない。

とはいえ1980年に2-3人で設立した党を、何十年かでインド第一党にまでしたのだから政治手腕はすごい。

自分は日本人なので当然、距離をもって見られるが、インド人、特に子供などが見たら刷り込みや洗脳を受けそう。