のりっち

男と女ののりっちのレビュー・感想・評価

男と女(1966年製作の映画)
4.5


アンニュイで美しい✨✨
それは、土砂降りの雨、粉雪、白波、朝靄。

きれい✨✨
ヒロインのアンヌを演じたアヌーク・エーメ。
仕草、視線、表情、セリフ。
すべてが、本当に美しくて、きれいで、チャーミング。

クルマ✨✨
カーレーサーである「男」は、いつもクルマに乗っていて、それが、仕事の時とオフの時とは、まるで違っていて。
それが、とてもcoolなんだ。

そして、「男」の視点でさまざまな状況の描写がとても新鮮だったし、ロマンティックすぎて、息が止まりそうだった。

100分もある作品なのに、本当にあっという間に終わってしまった。
エンジン音とダバダバダ♪のメロディとが、ちょうど心地よく、無駄なセリフもほとんどなくて、静かな描写だけで、進んで行くのに、どうしてこんなに惹きつけるのだろう。

そして、どのシーンも、セピア色の美しい風景と「男と女」を、切り取ってそのまんま飾りたいくらい美しかった。
一番好きなのが、ドゥーブルの海辺ではしゃぐシーンかな。人と犬との楽しそうなシーンに、2人がどんどん惹かれていく気持ちが伝わってきて、ドキドキした。

50年前に、こんなラブストーリーを描けるなんて、さすがフランスです。

そして、こんなランデブーがあったら、最高✨✨

ぜひ、観てくださいね。
また、すぐ観たいくらい良かった❤️

恵比寿ガーデンシネマは、初めて行ったけれど、100席ほどしかないミニシアターで、ソファシートがリクライニングされてて、とっても広いのです。ゆったりしていて、観やすくて、オススメです。

映画館を出た後、バカラシャンデリアが待ち構えている素敵さは、一見に如かずです。
のりっち

のりっち