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男と女のayのネタバレレビュー・内容・結末

男と女(1966年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

これは名作!

とにかく洒落てる、冒頭からイメージがパッチワークのようにつなげられ爆発する そして突然歌い出すヒロインの亡き夫(これがいい曲…) あれ気づいたら白黒になってるよ? あれ、レースが始まったよ? なんだこの疾走感
と、初っ端から飛ばしっぱなし

望遠の多用や、ズームレンズによるズームイン、ズームアウトの多用、手持ちカメラによる躍動感のあるカメラワーク、カットつなぎのテンポ感 そして一度は聞いたことのあるメインテーマ それ以外も音楽が素敵

実は望遠や、ズームの多用は、カメラがめちゃくちゃうるさいから、役者とカメラを離す必要があったから、印象的な白黒の多用も、予算の問題、手持ちカメラも同様に予算による機材の問題…と、この映画の独特なスタイルは現実的な制約によって生み出されたのだと知って驚き 監督自身も、このことには自覚的

予算も潤沢でない中、自由なアイデアでここまでの作品が作れるのは尊敬

そして、どこか切ないラストを予想させる中、まさかのハッピーエンド! 素敵じゃないか

監督の、俳優、作品に対する姿勢も大いに共感できた
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