アヌーク・エーメの横顔ではじまるオープニングが好き。
配偶者に先立たれた男と女が出会い、お互いに惹かれていくという、いわゆるメロドラマなんだけど、端正な、気高いメロドラマとでもいいましょうか。
美しい男女とフランスの美しい風景と耳当たりの良い音楽と。男がレーサーというのもいいスパイス。1966年の映画だからそれはそれは、当時の若者たちのハートをギュッと掴んだのはよくわかる。
西日とか、光の扱い方が素敵。それから犬を散歩させるおじいさんがなぜか印象的だった。
蛇足。アヌーク・エーメって幸田シャーミンと似てると思ったのは私だけ?