始終顔がほころんでニコニコして観てた。そんな映画は久しぶり！ミュージカルもドキドキもハラハラもたっぷりでどれもレベルが高い。高級ホテルのケーキバイキングみたいで美味しくてちょっと食べすぎにはなったけど。
キュートさや歌声には分がある前作のジュリー・アンドリュース、でもエミリー・ブラントも素晴らしい。私はコアな原作ファンなのだけどエミリーのほうが原作のイメージとは近いなと思った。ふだんはツンケンしてるのに子供たちと楽しむ時はいきいきとしていたずらっ子のような表情になるところが素敵！
ロンドンの陰気な曇り空と霧に濡れた石畳、そこにカラフルな衣装や小道具がパッと映える。さすがはディズニー、きらめく色彩と光の洪水に圧倒されてしまった。アニメとの融合の妙もまた感涙もの。子供たちのトレンチコートとベレー帽がなんともおしゃれだったなー
前作とのリンク、原作とのリンク、どちらでもない完全な創作パートとふんだんにつめこんだファンタジーのフルコース。お風呂場のシーンは創作として出色、逆に修理屋のエピソードは何故あそこまで脚色したのかな？と思ったけど。
これという名曲がなかったことや後半の展開に若干の不満はあったものの、劇場鑑賞してよかったと心から思えた作品でした*:.｡.＊
↓覚え書き、若干ネタバレ
①ベン・ウィショーパパが捨てられた犬みたいで(妻に先立たれてるせいか？)あのやんちゃなマイケル少年の面影はない。大人になるって悲しい
②末っ子のジョージが前作のマイケル役の子と雰囲気が激似で個人的にツボだった
③ガス燈のミュージカルシーン！あんなに素敵なのだからもっと引きのカメラで全体をみたかったな
④時計台。あんな危険な真似させといてメリーったら結局…
