雷電

ビッグ・リボウスキの雷電のレビュー・感想・評価

ビッグ・リボウスキ(1998年製作の映画)
4.1
イラストレーターとしてご活躍されている方の個展に伺った際に、本作のイラスト作品があり、そこで友人に勧められたため観賞。
スティーブ・ブシェミが出演しているため前々から気になってはいた作品だったが、今回友人の後押しもあり、初めての観賞。

実を言うとなにも起こってなければ、なんの問題も解決していないという不思議な感覚。2時間もある物語なのに進展したことがほとんどない、でも人生ってこんなもんだよなと、振り回されてばかりだったけど、こういうことが面白かったり、ちょっとした日々のスパイスになったりするんだよな。
こういういい意味でダラダラと何も考えずに見られる作品って個人的に結構重要だったりする。
突然発生したなにもやることがない日にこの作品を流し見するくらいが一番ちょうどいい見方な気がする。

ウォルターが常にイカれてて、たまにいるよねこういう人、関わったら元々あった問題の解決どころか、その問題をもっと大きくしてしまうタイプの人の典型で少し苦手だった。
デュードの持つ独特のゆったりした雰囲気が良かった。それにしてもデュードっていうあだ名最高だな。作品中ずっとホワイトルシアンを美味しそうに飲んでるから、あまりお酒得意じゃないけれど飲みたくなった。

スティーブ・ブシェミが本作でもしっかりスティーブ・ブシェミだった。ボウリングシャツを着てるファッションスタイルが個人的に刺さってしまい、ボウリングシャツが欲しくなってしまった。
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